チャーリーとチョコレート工場

2005年9月22日

本を読んで、文字から想像する世界が
たまらなく嬉しくて楽しい「夢のチョコレート工場」。

でも　ラストが引っかかってのみこめないでいた。

嫌がる家族を強引に「しあわせになれるから！」と
異世界に連れて行くのはナシでしょ。

いいのかなぁ、あれで。
と眉間にしわ寄せ、口をとんがらせて閉じた本。

映画「チャーリーとチョコレート工場」は、
ティム・バートンが、そんな原作を絶妙の調理で絶品の料理に仕上げてくれてありました。

原作には一度も登場しなかったスパイスがラストに大きく効いて
原作よりもチャーリーを際だたせ、
ワンカ（ウォンカ）さんにコクがありました。

さっすが！ティム・バートン！

この作品のもひとつの楽しみは「妄想勝負」です。
なんて工場だ！と、文字から妄想を膨らませながら一気に読んだわけですが
さてさてこのワタクシのイメージした妄想と
映像にされたティム・バートンの妄想のどっちがとんでもないかの勝負です。
(工場がとんでもないのです。）

ワタクシが勝てたのはチョコレートの滝まで。

ウンパ・ルンパの歌で負けたよ。
あぁ〜。原作(翻訳）から歌のイメージはできてなかったさー。
ウォーターボーイズやられるとはおもってなかったさー。
スイミングキャップで1ラウンドKOされました。

さっすが！！ティム・バートン！！

大人には大人の楽しみ方が
子どもには子どもの楽しみ方ができる
とてもすてきなおとぎばなしの映画でした。