若旦那のところでの新年会。
私、はじめて追差ってところに行きます。

町中を走ってみると小さな漁村の町に
びっくりするくらいたくさんの旅館が林立。
なに。いったい。なにがあるの追差って。

追差にはおいしい料理と
榊原のお湯がありました。

榊原温泉は三重県屈指の名湯です。
肌当たりやわらかくとてもよいお湯です。
で・す・が、その榊原温泉ご本家そのものは
そのよいお湯にあぐらをかいたサービスでたいそう評判が悪いようで
地元の評価は「お湯は○。食事は×」とよく聞きます。
そのうえお金にキビシイヒゲくんは「高すぎるねん!」と料金にご不満です。
お湯はいいのに。

その榊原温泉のお湯をココ追差の旅館では毎日運んで来て宿のお風呂にしているそうです。
榊原のよいお湯+榊原にないおいしい料理。
三重のおいしいとこどりが、追差でした。

大阪で生まれた私は三重に来て
「魚が魚やっ!」とびっくりしたのですが
それほど三重の魚はおいしい。
野菜も滋味があるし、
肉ときたら世界一です。(モー)
食にこれほど恵まれた土地もそうそうはないと思います。

世の中のおいしいもん好きのオジサマ方はたいていが魚好き。
魚好きのオジサマ方は本物のおいしいもん好きというのが常ですが
そういう地元のオジサマ方からも
追差は県内ベスト3に入るうまいもんの食べられるところらしいのですよコレが!!
知らんかった〜。

しかも、恐ろしいことに
お世話になった若旦那の旅館では
かーちゃんが潜って獲ってきた伊勢海老だの
とーちゃんが目利きしてさばく新鮮なイシダイだの
若旦那がご自慢のふぐ料理だの
ばーちゃんの畑で取れた野菜だの
これでもかーっっと地場のうまいもののフルラインナップでのおもてなしです。

お料理は懐石風になっていて
八寸風に珍味の3種盛り、向付にお刺身の盛り合わせ、
強肴にはふぐの唐揚げと牡蠣の陶板蒸し焼き、
それに茶碗蒸しに、エビの塩焼きに、ご飯は目の前でひとり分ずつ炊き上がるうにご飯。
そして船盛り!大きな船には活け造りが。
一人ひとつあてのイセエビに、大きなヒラメやイシダイがこぼれそうなほど盛り付けられています。
スゴっ!

で、驚くなかれこれが。この宴会の豪華料理がひとり3000円でっせ。

3000円っっっっっ!!!!

大将(若旦那のお父君)が
「3000円て、一番安いコースやったもんで、たいしたことできんでなぁ。」
ておっしゃってましたけど、

たいしてますって!!(日本語が変になるほどの衝撃をお察し下さい)

コワー。追差。
ひなびた町です。知らずにいたら通り過ぎてしまうような海辺の小さな町です。
しかし私は日本中のうまいもん好きに言いたい。

行けっ 追差へっ

しかもお泊り料金込みで大人ひとり8800円ときた。
夕べのご馳走と朝のアラ炊き(泣くほどうまかったので一人で大皿食べた)もついて
8800円て!!

ビジネスホテルの素泊まり料金で榊原の名湯と贅沢なごちそう。
信じられないかも知れないが信じろ。そして行けっ!全国の魚ファンっ

なんにもなさそうなとこだなぁ・・・と思ってた私があさはかでした。
追差のすごさをもっと世の中に知らしめたい!と思った新年会でございました。

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