太郎と敏子

2006年1月25日
いわずと知れた岡本太郎とそのパートナー敏子。
今年の夏には「明日の神話」が立ち上がります。
http://www.1101.com/asunoshinwa/index.html
とても楽しみにしていて、実物を見に行くことを
今年の夏休みのメインイベントにしようと考えています。

明日の神話が描かれたのは、ちょうど大阪万博の時期と重なるそうです。
岡本太郎、すごいパワーだなぁ。
太陽の塔と明日の神話。
同時進行ですよ。

だけれども
その「岡本太郎」を支えてきたのが敏子。

敏子さんはおくさんではありません。
「(岡本太郎の)なにものでもないことに自信がある。」とご本人はおっしゃっています。
若いときに出会って太郎さんの秘書としてパートナーとなり、
太郎さんの晩年に「養女」となった敏子さん。

太郎さんが亡くなったあとも
「いい男なのよ惚れるわよ。」と手放しで褒め
そこらへんに太郎さんが普通に生きているように
「岡本太郎」の「存在感」を(もちろんもういないのだけれども)示し続けて
「明日の神話」がメキシコから日本に引き取られる段取りのみんなついたその日に亡くなりました。

「私は彼を理解しようと思わなかったし、理解できるなんて思いもしなかった。
でもそのままでお互いあたためあい、許し、ふくらませ、尊敬しつくす、そういう関係が自然に成り立った。」
と、本の中で語っています。

夫婦としても
恋人としても
紹介されることのない太郎と敏子です。

でも
人を心から愛することのできたひとたちです。こころから。

ね。
愛にも しあわせにも 決まった形なんて決めない方がいいと思うよ。

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