とんでもないひと

2006年2月28日
きのううちの近所で事故があった
子どもたちが助けてー!と言ってきたので
世話をすることになったのだが
とんでもないひとにふたり会った

一人目は子どもをはねたおばさん。
「飛び出してきたので、ちょっとあたっただけです。」
と言ったが
実際は正面から当たりそのまま右折して巻き込んで引きずっていた。

あなたが正直に言わないと!
子どもの命に関わるのよ!

とんでもないひとだ。


たいしたケガじゃなさそうと整形に運んだ子どもを追いかけて
事故の状況を詳しく話すと
やはり念のために救急に運びましょう、ということになった。
だんだん増してくる痛みに子どもは元気もなくなって顔がほんとうにつらそうだ。

紹介状を持ち車椅子からお母さんの車に乗り移ったところに
たまたま来合わせた同じクラスの子どものおかあさんが声をかけた。
「あら、どうしたん?」
「事故で。今から救急行ってくるの!精密検査してもらうことになって・・」
「へぇ〜・・・・・アンタ、かしこそうになってよかったやん!

え。

事情を詳しく知らないとはいえ
病院の玄関先でけが人とその家族にかける言葉かそれは。
駆けつけてきてかいがいしく世話をしていたお父さんの動きがつまづいたように止まる。

とんでもないひとだ。



はねたひとは事故の当事者で
子どもが飛び出してきたのは本当だし
上手く説明ができなかっただけなのかもしれない。

でも 自分が轢いたひとを精一杯の気持ちで助ける行動と心が欠けている。
ここで必要なのは言い訳ではない。駆け引きでもない。


病院で会ったひとはまったく事故には関係のない人で
ただあいさつがわりに気の利いたことをいったつもりなのかもしれない。

でも 明らかに場違いで、心ないひとことだ。なんの思いやりもない。
頭を打っているかもしれなくて、今から精密検査を受ける不安の中にいる子どもと家族には
笑える冗談なんかじゃない。

なんてひどいコミュニケーションしかできないひとなんだろう。



誠実さに欠けるとんでもないひと と
質の悪いコミュニケーションしかできないとんでもないひと


両方とも
おつきあいは ごめんだ。

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