こないだ、教育委員会の課長さんと話してたら
「こどもはね、僕が初めて教壇に立った40年前となんにも変わってない。
キラキラした瞳も、好奇心でいっぱいの心も、素直な気持ちも
なんにも変わってない。
変わったのは社会で、社会で生きる大人の考え方で、
それが子どもに映っているだけなんだと私は思います。」
っておっしゃってた。

子どもが変わったわけじゃない。
生まれてすぐの子どもがもともとひねくれていたわけなんかない。

初めての子育てに振り回されていた12年前
なんて子どもって思うようにならないんだーと途方に暮れていたような日に
ラジオで
「昨日、今日 親になったばかりで正しいと思うな。」
って一言を聞いて
ああ、ホントにその通りだなぁって
そのままチラシの裏にマジックで書いて冷蔵庫に貼った。
茶色くなった今もそのまま冷蔵庫に貼ってある。
子どもと一緒に未熟な母親として育っていこうと思った。
子育てって言うけど本当に自分育てなんだよなぁ。子育て。
子どもは遠慮のない鏡だもん。

弱いものいじめをして楽しむ粗悪な心を育ててしまった子どもを育ててしまったのは
親のせいじゃないかなぁ〜とあの電話から考えている。
親本人は私のせい?と尋ねながら、そうじゃないわよと言ってもらって安心するんだけど
私のせいじゃなくて社会のせいで私の親のせいなんだろうか。
なにかのせいにしたがるひとはいつまでたってもなにかや誰かのせいにして自分を引き受けないような気がする。

現実にビビるな。引き受けて前に進め。
そうする以外に自分の生き方なんてないと思うんだがなあ。

ひねくれてしまった子どもを育ててしまったのはあなたのせいとしても
それはあなたとあなたの子どもとの間柄で解決することで

あなたやあなたの子どもに周りがイヤ〜な思いをすることは
別にあなたのせいだとも思わないしあなたに解決して欲しいとも思わないなぁ。こっちでやるよ。

「(息子が意地悪するのでみんながやめていくのは)私のせい?」
と言われても
息子をそんなふうに育てちゃったあなたの手腕はあなたのものだと思うけど
少なくともうちの息子が自分で決めたことは
あなたの息子のせいでもあなたのせいでもないなぁ。
そんなとこまでくちばしつっこまないで欲しいなぁ。

ま。でも。
自分の育てた息子がイヤ〜な思いをさせてる子どもがいるのかもしれないって気がついたんだったら
これを機によおく自分の鏡を見てほしいなぁ。
きったない自分が映ってるかもしんない。

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鏡、で思い出したけど
鏡は子どもだけじゃない。
子どもは一番遠慮なく鼻先にいつもいつもかかってる鏡だけど。
夫も妻も友だちも恋人も本もテレビもラジオもいつでもどこでも自分を映す鏡には出会える。
必要なのは鏡に気がつくこと。そして見ること。

人の振り見て我が振り直せってことだよなぁ。

人間は死ぬ3日前まで成長するそうだし、
人のことで思い悩んでないで自分の成長をだいじにしようっと♪

「私のせい?」なんてワザワザ聞いてくるやつ、ほっとこほっとこ。
(↑そんなやつとつきあうのイヤダ〜と思ったらしいww)

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