臨床心理士のおじさんの講演会に動員。
タイトルは「子育てどうですか」。
どうですかて。楽しいよ。一緒に育ってるよ。

お話は、

子ども時代に子どもらしく過ごせてないと、
思春期に、自分探しを始める段階で壁に当たったときに向き合えないケースが多い。
自分の気持ちの向かう先が確認できない。
自分の感情が確認できないがために、暴発と言える形での発散に向かう。

成長の過程で、感情の処理や、自己肯定感が未発達なままでは、
「子どもが発達して大人になる」積み上げができてないわけで、
積み上げられた発達段階の経験がないまま、
ただ年齢を重ねて大きくなっただけでは「ヒトが人間として成長した」ことにはならない。
と、いうことなのだそうだ。

ふむふむ。

じゃ、そのあるべき発達段階てなにか。大事なものてなにか、だが、
小学校3、4年生からはじまってくる「子ども社会」の経験がとても重要だそうだ。
子どもは子ども同士の子ども社会で、ルールや、親密さを学ぶ。
友だちとつきあって、遊びの中で社会を学ぶことができたかできなかったかが、大きい。
大人が排斥された子ども社会で、子どもは子ども同士で学んで乗り越えてゆくことを覚える。

なるほど。
前思春期、と呼ばれるこの10代の入り口の期間に、
思春期に備えて自分作りの基礎をしとかないといけないわけだ。
社会との接点を、「親」から切り離したところで持つ経験がなければ、
自分の視点で見て考えて悩んで自分を知って作っていこうとする思春期を、乗り越えるのは辛かろう。
暴走してオヤジ狩りだのひきこもりだの親殺しだのの問題を引き起こすのには、
そういう「子どもらしい子ども時代を経験してこなかった」共通項があるという。

自分作りの基礎の基礎は、ずいぶん早い段階からはじまってるということだ。

そのために親にできることは、手助け、で、邪魔、じゃないんだよ、という至極当たり前な結論。

子ども時代を子どもとして遊んで学んで過ごすこと。
その年齢に応じた社会とのかかわりを楽しく経験させてやれる環境作りを大人が手助けしてやる。
子どもが成熟した大人に発達していくのにこれほど重要なことはない、というお話でした。

で。

そうは言っても子どもてのはやっかいで、キーとなること多し。
それは、大人と子どもがもともと異質なものだからしょーがない。
子どもにつきあってキーのムカーのなること多いだろう親諸君に、
ストレスをためるな、と言っても仕方がない。
たまる。ストレスは。
なのでたまるものをためとかないで、上手にむきあって付き合ったほうが得策。
「子ども(モンスター)と向き合う大人の心のケア」がこれまた大切。
親が自分の心をクリアに保つために、自分を褒めてごほうびをあげよう。
自分のことをほめることのできない人間は、身近にいるものをほめることも無理、大切にすることも無理。
じゃんじゃん自分にごほうび与えなさい。親のみんな!だって!


わはははは!

ごほうびごほうび!
がんばったらごほうび、は、正しいと、心理学のプロのお墨付きや〜!

子育てが、私の場合ストレスではないかもしれない、というのは、ちょっとおいといて、
ごほうびは、いただきたいです。(笑)ええ。いくらでも。(大笑い)

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索