ゲド戦記の原作を探していて、原作者の最新刊をみつけた。
引き込まれるファンタジーです。
ル=グウィンは、親子の絆とか、人の心の葛藤とか、
ひとの(とくに思春期の)内面のゆらゆらする気持ちに
テーマを置いて書くファンタジー(ハイ・ファンタジー)を
男親の視線で書いてる作家なのかなぁ、という読後感。
(対して「ハリー・ポッター」が女親の書くファンタジーという感じ。)
代々、親から子へ受け継がれる特殊な能力が「ギフト(たまもの)」。
父から息子へ。母から娘へ。
主人公のオレックは16歳。
高地の一族のオーナー(主)である父は「もどし」のギフトを使う。
結び目を「もどして」ほどく。
命のあるものを、命のない状態に「もどす」。
大地を滅するほどの強いギフトを持つ父と
そのギフト(才能)を受け継ぐものとしての息子。
ギフトは、使うことで自分以外のものに作用して
大きな影響を与えることとなり、
使い方を間違えれば大切なものを失うことにもなる。
ギフトは自分の意思でコントロールできなければ使うことができないので
若いオレックは、ギフトをめぐって自分の在り方と対峙することになる。
自分のギフトをふるって力を示したらギフト(たまものの力)のギフト(贈り物)をさしださなければいけない。
これもカギ。
ギフトは受け継がれる能力であるだけでなく、
他者と関係を結ぶ贈り物でもある。
ギフトを使いこなせる器量って、と、
自分の身に置き換えて考えてみるのもおもしろい。
三作まで予定があるそうです。
ハリーポッターより、楽しみ。
引き込まれるファンタジーです。
ル=グウィンは、親子の絆とか、人の心の葛藤とか、
ひとの(とくに思春期の)内面のゆらゆらする気持ちに
テーマを置いて書くファンタジー(ハイ・ファンタジー)を
男親の視線で書いてる作家なのかなぁ、という読後感。
(対して「ハリー・ポッター」が女親の書くファンタジーという感じ。)
代々、親から子へ受け継がれる特殊な能力が「ギフト(たまもの)」。
父から息子へ。母から娘へ。
主人公のオレックは16歳。
高地の一族のオーナー(主)である父は「もどし」のギフトを使う。
結び目を「もどして」ほどく。
命のあるものを、命のない状態に「もどす」。
大地を滅するほどの強いギフトを持つ父と
そのギフト(才能)を受け継ぐものとしての息子。
ギフトは、使うことで自分以外のものに作用して
大きな影響を与えることとなり、
使い方を間違えれば大切なものを失うことにもなる。
ギフトは自分の意思でコントロールできなければ使うことができないので
若いオレックは、ギフトをめぐって自分の在り方と対峙することになる。
自分のギフトをふるって力を示したらギフト(たまものの力)のギフト(贈り物)をさしださなければいけない。
これもカギ。
ギフトは受け継がれる能力であるだけでなく、
他者と関係を結ぶ贈り物でもある。
ギフトを使いこなせる器量って、と、
自分の身に置き換えて考えてみるのもおもしろい。
三作まで予定があるそうです。
ハリーポッターより、楽しみ。
コメント