13歳は二度あるか―「現在を生きる自分」を考える
2006年8月9日 読書
児童書です。
読書感想文にいいのないかなぁ〜と探していて目に入りました。
え〜〜?吉本隆明ってどうよ!と思う人もいるだろうけど、
この本の吉本さんは、
男親として、男の子に「しっかり生きろ」といいたいお父さんでいいなぁ!と素直に思いました。
(そういや、娘に「ばなな」ってつけたんだよなぁ。)
新聞を読んで世の中ってもんを大づかみに知って、自分の頭で考えるんだよ、ということや、
個人て、3つあるんだよ。
「社会で役割を果たす自分」と、「取替えのきかない個人としての自分」と、「家族の一員としての自分」。
この3つをごちゃまぜにしないで次元の違う3つのものだとちゃんとわかること。
「そうしないと、個人だけで解決するべきことを、
国家の問題に直接適用して考えてしまったり、
他人の精神的な問題を、自分と同じように考えて首を突っ込んでしまったりという
間違いを犯してしまうことがあるのです。」
まったくだ。
不必要に「個人としての自分」を傷つけないですむし、
他人への要求ばかり高くなってしまうことも防げるし、
自分自身が混乱してしまうこともない。
わかりやすい文体で、
社会とかかわりあいながら自分をどう生きていくか、を、語ってくれてます。
宗教や、犯罪や、戦争や、国家や、人の死まで話しは及び、
だから考えろ。
人間は自分が生きた時代を引き受けていくしかない。
と結んでいます。
自分の目で見て、つかんで、自分の頭で考えろ、という呼びかけで終わるこの本は、
これから自分を見つめて、今の己を越えていこうとするこどもに
素直に読める手引書だ、と思いました。
読書感想文にいいのないかなぁ〜と探していて目に入りました。
え〜〜?吉本隆明ってどうよ!と思う人もいるだろうけど、
この本の吉本さんは、
男親として、男の子に「しっかり生きろ」といいたいお父さんでいいなぁ!と素直に思いました。
(そういや、娘に「ばなな」ってつけたんだよなぁ。)
新聞を読んで世の中ってもんを大づかみに知って、自分の頭で考えるんだよ、ということや、
個人て、3つあるんだよ。
「社会で役割を果たす自分」と、「取替えのきかない個人としての自分」と、「家族の一員としての自分」。
この3つをごちゃまぜにしないで次元の違う3つのものだとちゃんとわかること。
「そうしないと、個人だけで解決するべきことを、
国家の問題に直接適用して考えてしまったり、
他人の精神的な問題を、自分と同じように考えて首を突っ込んでしまったりという
間違いを犯してしまうことがあるのです。」
まったくだ。
不必要に「個人としての自分」を傷つけないですむし、
他人への要求ばかり高くなってしまうことも防げるし、
自分自身が混乱してしまうこともない。
わかりやすい文体で、
社会とかかわりあいながら自分をどう生きていくか、を、語ってくれてます。
宗教や、犯罪や、戦争や、国家や、人の死まで話しは及び、
だから考えろ。
人間は自分が生きた時代を引き受けていくしかない。
と結んでいます。
自分の目で見て、つかんで、自分の頭で考えろ、という呼びかけで終わるこの本は、
これから自分を見つめて、今の己を越えていこうとするこどもに
素直に読める手引書だ、と思いました。
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