ミーちゃんが、これで読書感想文。

さくらこちゃんは、おかあさんにムジツのツミで叱られて、おうちを飛び出した。
大きい町まで行ってやるんだ!と駅までいったら
「家出専用電車」がやってきて、次々と家出した子どもが乗ってくる、というお話。

自分で読んで書いときなよー、は、
「本は読まないことをモットーにしている」ミーにはキツイか、と思ったので、
読書感想文をこれで書け!とは言わず、
「おもしろそ〜」といいながら、声に出して読み出した。
およそ40分の読み聞かせである。

話しのすじに引き込まれて、一緒にページをめくるミー。
読むのはキライでも、読んでもらうのは大好きなひと。

読み終わって、自分で始めから読み返す兄とは違って、
あれこれと感想を言い出したので、
「お〜。そーゆーことを読書感想文に書いたらどうよ〜。」
と乗せてみた。

本のあらすじ、を書いて紹介するのが感想文ではないんだよ、
自分がどんな風に感じたかを書くんだよ〜と、
下書き用に裏の白い紙を持たせると、
しばらくして、下書きを持ってきたので
誤字と行がえを校正してやる。
おお。だいたい課題の原稿用紙3枚クリアだ。

ミーの感想でへぇぇぇぇ。と思ったのは、

「私がお母さんになったら、何か、いけないことをした子の話をちゃんとよく聞こうと思いました。
その子の話しを理解できるかどうかなんて、
この本を読むまで考えたことも全くなかったからです。
私は、自分の生んだ子のことをよく考えて、
その子の話しをよく聞いて、その話を解決したいと思います。
自分の子どもじゃなくても、この方法を使いたいと思います。」

「心が通じあってるから家族。
私は、心というのは、自分を愛してくれる人とであったときに出すものだと思います。
怒ったときや、悔しいときや、好きじゃない時は、出なくなる一方。
でも、ひとつ、明るく楽しいことがあったら、心は大きくなって出てくると思います。
だから、さくら子と、さくら子のお母さんは、最初はけんかをして、心はちぢこまっていたけど、
最後は仲直りをして、心はすっごく大きくなったと思いました。」

ミー、10歳。
こりゃ、すげえいい女になると私は思った。

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