中学生のおかあさん

2007年9月27日
ひさーしぶりに会ったママ友に愚痴を聞いた。

「中学生になったムスコくんがクラブでいじめられているの!」
なんていうではないか。

おお。出たか。イジメ。

前評判の悪い公立中学校だからと身構えて入学したのに
中身は、え?どこの特進クラス?とみまがうほど勉強もよくやって、
クラブも上下関係のない雰囲気で楽しくやっているし、
先生もマメで頼れるなぁ〜、と安心して公立中学信奉者になっておったのに。

クラブで先輩にいじめられてるの
顧問の先生は見て見ぬふりなの
同級生も一緒にいじめるの

気の毒だ。
なんとかならないのかなぁ。
どんなふうにいじめられてるの?
カツアゲ?パシリ?フクロ?

「そんなのはなくって、帰り道で自転車蹴られたの。」

・・・・・そ、そぉれはぁ・・、
えー、あー、
中学生男子の悪ふざけ遊びのライン内なのでは。

「モヤシっていわれるの。」

そのニックネームは小学校4年生から定着していなかったかな。
ちなみにわたしのニックネームはチビクロサンボだったし
わたしの娘のミーちゃんはチビサップだし
大きくなったら解消しますよ。身体由来のニックネームは。心配ないよ〜。

「シューズを取り上げられたり。」

むむ、隠されるの?

「返してもらえるんだけど。」

よよよよかったね。

「練習休むと叱られたり。」

えー、なんで〜。

「大会前になに考えてんじゃ!って。」

あ、あ〜・・・。
県大会のシードに残るかどうかの瀬戸際だったもんねぇ・・・
ピリピリ感が友だち越しにモックンから伝わってきましたよ。
そうですかあの雰囲気の中行っちゃったかプチ旅行。

「生活指導にかけあおうと思ってるの。どう思う?」

かけあわないほうが いいと思う。

と、言うといけないんだろうなぁこういうとき。
「られてる側」だと思っているほうから聞いてもその程度なら
「てる側」指定された方は「はぁ?」とびっくりするだろう。
生活指導や先生を経由して親が文句をつけるステージじゃないんじゃないかなぁ。

うう〜。
我が子ならどうする、と考える。
こういうときはいつも「自分だったらどうする」とはじめに考える。
リセットして考える。
答えは「子どもの言い様を鵜呑みにしないで事実を見る。」

次に心ひそかにお手本にしているお父さん(←ヨソの)だったらそれからどうするかを考えてみる。
どうしなさるかな。
たぶん、「ゆっくりよ〜く話を聞く。」「ひとづきあいのしかたを自分の言葉で話す。」「疲れた気持ちを休ませる場所を用意する。」だろうなぁ。



「ゆっくり話してみて、子どもがほんとに助けてくれ、って言ってるかどうかを見極めてみたらどうかなぁ。
大人の手助けがいるのかどうか、微妙なラインだと思うよ。
もしかしたらそれは、今、自分で自分の立ち位置を獲得しようとしてるところかもしれないもん。
だけど、本人がどうにもならないで傷ついてるなら、
生活指導経由で顧問の先生もチームメイトもまとめてやっつけるより、
学校付きの心理療法士の先生が相談室にいるから、まずはそっちに相談してみた方がいいと思うなぁ。」



子どもはたくましく育ってゆくんだから
親もたくましく育ってゆかなきゃ やってらんない
しかも 親が子どもだと思ってるほど子どもはコドモじゃなくなってくる時期だ。

見極めて、支えるために家族のできることは 
一緒に腹を立てて怒鳴り込むことではないのでそこんとこ注意だ。 ね。

  

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