高校OB会でのメガネにまつわるエピソード:1
「先輩、これ、名簿なんですが。チェックお願いできますか?」と細かい文字の名簿をお渡しすると
マツ先輩は「お。御苦労やったね。」と受け取ってくれました。
こういう一言あるのが高校時代からこの先輩のやさしいとこです。
名簿を手に取り、やおら先輩はメガネをはずしました。
高校からメガネ姿しか拝見したことがないので素顔を見たのは初めてです。
「・・・・ケータイ番号が、古いよ。新しいのはね。」
とメガネを右手に持ったまま正面に向き直る先輩。
「ん?なに?」
「はい?なんでしたか?」
「ほやーとしてるから。」がっ。しまった。名簿よりも、もの珍しさに観察していた。
部活+OB活動で、どんだけこの人に指導されてきたことか。
観察しているときのほや顔を「ほやーとしてなに観てる?」と幾度注意されてきたことか。
観察がばれました。
「ああああ。メガネのない先輩見るの初めてだったので。まつげ長いっすね。」
「こら。」
この先輩は昔から照れた時は「こら。」です。
高校OB会でのメガネにまつわるエピソード:2
「ハシ先輩、名簿チェックお願いします。」と名簿をお渡しすると
「ん。」と手を伸ばして受け取ってくれたハシ先輩。
昔から手の長い、指のきれいな先輩です。
ゆっくり目を通して、「うん。あってるよ。」
「先輩は、老眼、きてないんですか?」
ハシ先輩は今も昔もメガネをかけていたところは見たことがありません。
「きてるよ。」
「きてても見えるもんなんですか?」
「きゃおる、まだか?」
「はい。」
「俺はね。すこしくらいなら読んじゃうの。」
わーさすがハシ先輩。おなか痛をバファリンで直そうとしたざっくり具合は健在でした。
「でも設計なんて細かい仕事のとき、困らないんですか。」
「一応、メガネは持ってる。ホラ。
老眼鏡のほうはさ、かけっぱなしじゃないからさ。ちょっと遊んでみた。」
あ。意外とメガネ似あう。
これはまた、予想外でした。
「先輩、これ、名簿なんですが。チェックお願いできますか?」と細かい文字の名簿をお渡しすると
マツ先輩は「お。御苦労やったね。」と受け取ってくれました。
こういう一言あるのが高校時代からこの先輩のやさしいとこです。
名簿を手に取り、やおら先輩はメガネをはずしました。
高校からメガネ姿しか拝見したことがないので素顔を見たのは初めてです。
「・・・・ケータイ番号が、古いよ。新しいのはね。」
とメガネを右手に持ったまま正面に向き直る先輩。
「ん?なに?」
「はい?なんでしたか?」
「ほやーとしてるから。」がっ。しまった。名簿よりも、もの珍しさに観察していた。
部活+OB活動で、どんだけこの人に指導されてきたことか。
観察しているときのほや顔を「ほやーとしてなに観てる?」と幾度注意されてきたことか。
観察がばれました。
「ああああ。メガネのない先輩見るの初めてだったので。まつげ長いっすね。」
「こら。」
この先輩は昔から照れた時は「こら。」です。
高校OB会でのメガネにまつわるエピソード:2
「ハシ先輩、名簿チェックお願いします。」と名簿をお渡しすると
「ん。」と手を伸ばして受け取ってくれたハシ先輩。
昔から手の長い、指のきれいな先輩です。
ゆっくり目を通して、「うん。あってるよ。」
「先輩は、老眼、きてないんですか?」
ハシ先輩は今も昔もメガネをかけていたところは見たことがありません。
「きてるよ。」
「きてても見えるもんなんですか?」
「きゃおる、まだか?」
「はい。」
「俺はね。すこしくらいなら読んじゃうの。」
わーさすがハシ先輩。おなか痛をバファリンで直そうとしたざっくり具合は健在でした。
「でも設計なんて細かい仕事のとき、困らないんですか。」
「一応、メガネは持ってる。ホラ。
老眼鏡のほうはさ、かけっぱなしじゃないからさ。ちょっと遊んでみた。」
あ。意外とメガネ似あう。
これはまた、予想外でした。
コメント
普段、眼鏡をしてない人がする眼鏡 or 初めての素顔…王道ポインツです。
新しい一面にドッキドキです。心拍数テイクオフです。
素晴らしきネタの提供、感謝ッス。
ひと癖ありそうな先輩方がいい。
照れて「コラ」と言うなんて、かなりご馳走様です。
市民権を得たツンデレのツン部分です。どんな風にデレるのかと考えると垂涎します。
ちなみに、眼鏡とは関係ない
> おなか痛をバファリンで直そうとしたざっくり具合は健在でした。
に身悶えました。
ヤベッ。
繊細なオッサンも好きだけど、こういうおおらかなオッサンも好きです。
あー、なるほど。そうかツンデレなのか。先輩。
高校現役時代、うっかり彼女(現奥様)に「にゃー」と甘えようとして殴られていました。そういえば。
150㎝台に180㎝台がもたれかかるのが重いのだと思っていました。
25年ぶりの解決です。ありがとうツンデレ。
追加情報2 バファリン
「痛みを断つのが目的だから、用法は間違っていない。」と説得されました。