受験

2009年10月18日 日常
ヒゲくんがかれこれ17~8年受験し続けている宅建。
わたしもおつきあいで受けることとなりました。
15年前に1度受験して、不合格。
3年前にはまさかの出産で試験日に動けず。
で、これは「わたしにはご縁がない。」と知らぬ顔で通り過ぎようとしていたのに

「いっしょにうけよな!」とヒゲくんは願書を早々と提出して受験料を振りこんでいました。
なんでやねん。

ヒゲくんは
高校の建築科→大学の建築科→建設会社の1級建築士なので、
鉄骨構造のなんたるかも、農地の転用の届け出もなじみがあるわけですが、
わたしの場合、
「第1種住居地域が田園調布で、準住居地域はカマガサキか?」(チガウ)
なんてとこから始めなくてはなりません。

合格したい!というモチベーションもわたしには薄いのです。
どうするの取引主任者になって。
ヒゲ建設内不動産部で働きますか。
うう。
いろんな事情で、できればヨソで働きたいけど
それはお許しが出ますかね。


やる気ない。
わからない。
ダダ下がり。

なんとか上むきにならないものか。

ああ。でも。もし合格したら。
それはおもしろいよな。
薄い。極薄のこわれそうなやる気だ。

というわけで、とりあえず、予想問題集をやりました。

・・・うわー。合格する気がしないよコレ。
はじけて壊れたやる気急降下。
「お休みしたらダメ?」
「試験は、受けな合格せんよ!」とヒゲくん。
受けたら合格するんかいな。
「ピクニックやと思って!」
マスクと手ぴかジェル持参のピクニックなんてイヤですよ。


わ「受かる気がしません。」
ヒ「だいじょーぶ!気のもんや!」
病気じゃありませんから、気力でなんとかできるもんではないと思うんですよ。
ヒゲくんの自信はいったいどこから。
試験2時間前に新品の参考書の4ページ目を開いているあなたの自信はいったいどこから。


受験プロのヒゲくんに、コツを教えてもらいました。
その1:4択のうち、文章の長いのがたいていアヤシイ
その2:マークシートのばらつき具合を均等にするとイイ
その3:50問なので4肢はだいたい12.5個ずつ配分されるはずである。偏らないようにばらまけ。
その4:問題は前半が難しく、後半が簡単なので50問目からやるとラク
その5:わからなくなったら、前後の問題と同じ番号をマークするのは避ける
その6:隣の人が賢そうだったらラッキー

・・・・・・そのコツは、長年の経験から編み出されたのね。そう。

「ねえ。やっぱりお休みしない?」
「だから!受けなきゃ合格せえへんねんて!」

間違ってると思います。受けても合格は無理です。


そんなダダ下がり気分で受験しました。
ヒゲくんのコツで50問目から解き始めました。

予想問題集や過去問のおかげで確実につぶせるのは4拓中1肢か2肢ってとこです。
全問解き終わって気がつくと、隣の席のお兄さんが25問で力尽きて寝ています。
うう。あなたも休んでよかったのに。

ずいぶん前に受けた時に比べると、
今回は予想問題集で450問解いた分、全然歯が立たなかった、ってことはなかったけども
やっぱり基本になる法律用語や建築用語の不足は埋めとかなきゃなぁ。


終わった。

やっと本が読める。
「法隆寺ミステリーの封印を解く」てアホな本がやっと読める。



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速報で調べたら20点しか取れてませんでした。
(合格ラインは35点)

やはりわたしにはご縁のないものですからと
このままこの先も素通りしてゆきたいです。



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