子ども店長

2009年10月17日 日常
地元大学の子育て支援フェスティバルでの
子どもフリーマーケットにミーさんとマルさんが出店。
ガラクタをかき集めてみたものの、「誰が買うんだろう。」と自分でも首をひねる品ぞろえの悪さ。
ハッピーセットのおまけだの、UFOキャッチャーでとったブームのすんだぬいぐるみだの。
「おかあちゃん、なんかないの~」と直前になってあわててきたので
なにか作りますか、と手芸部開催。

ビーズのストラップ
どんぐりとビーズのストラップ
ビーズのブレスレット
シュシュ
ティッシュケース
フェルトにビーズ刺しゅうをしたクリスマス用のポインセチアのオーナメント

シュシュは縫い方が変わっていてミシン初心者には難しいので
母が縫い、妹がひっくり返し、姉がゴムを入れる流れ作業。
ひっくり返す妹(マル)がすぐにくじけるので、
流れ作業がすぐに中断して姉妹ゲンカになるのが大変でした。

「売るものがない~」と愚図る妹に対して
要領よく家じゅうから不用品を集める姉(ミー)
これまたモメて騒ぐので
マルたん用に、ゴムに通すだけの簡単なブレスレットをプレゼン。
パールビーズや、ジェットビーズだとおもちゃとは思えない華やかな仕上がりになります。
「ほら。これだったら簡単だし。」
「お~ほんまやー!」とやりだすも、またくじけ、くじけおわったらテレビを見呆け、
挙句の果てに「おかあちゃんできた?」と他力本願な様子に
姉がキレました。

「やる気あんのかーい!」

「ひーん!」



・・・・姉妹って、やかましいのね。




そんなけたたましい事前準備の末、迎えた当日。

子どもフリマは子どもが店長さんです。
大人はブースに入ってもいけないし、口出ししてもいけません。
「買うなら買え。」的なミー店長にも
「どうせ売れないもん」的なマル店長にも
口出ししてはいけません・・・・・・・。どんなにイラっときても。


こんなときこそハルの出番。
「さ、ハル、お姉ちゃんとこ行って、手伝っておいで。」と店に送りこみました。

「いらしゃいませー」とお客の目に留まる最年少呼びこみ。
ぼんやりするなとばかりに、「マル!おきゃくさん!なに買いますかー!」と
姉の接客をサポートする仕切りの良さ。
「ありやとうございまったー」と手を振り見送る愛想の好さ。
真の子ども店長とはこの人のことを言うのではないか。

ハルさんにしたらおうちでのお店ごっこのテンションとかわらないわけで、
大がかりに遊んでるつもりです。
それがこの子どもフリーマーケットの正しい姿なんだけども
「楽しく遊ぶ」を忘れた仏頂面の子ども店長さんたちがちらほらいます。

「誰も買ってくれない」って不機嫌になってないで、
お客さんとのやり取りを楽しんでほしいのになー。

シスターズのお店は、ハル店長を投入したことで少し勢いづいて
マルさんも呼び込みをはじめたり
ミーさんも「それ手作りなんですよー」なんて会話が続き始めました。

ハルさんといっしょに
絵本シアターへ遊びに行ったり、
工作教室に参加して宝箱を作ったり、
体験英語レッスンで遊んだり、
カレンダーを作ったり、
ホットケーキを食べたり、
大学構内をぐるぐる遊んではフリマをのぞきにいって
姉たちがくじけていたらハル店長を投入してみました。

売らねば!とがっつく子ども店長や、
ちっとも売れない、とベソを書く子ども店長の中にあって
誰彼かまわずテンションの高い3歳児のお店屋さんごっこは見ていてほのぼのします。

そのうちハル店長のキュートさに大学生スタッフのおにいさんたちが
「ハーちゃんかわいー」「唐揚げ食っててかわいー」と寄ってきて
もうちょっとで「ハーちゃん」が売られるところでした。


姉たちも、5000円超の売り上げが上がったと、ホクホク。

よかったなぁ。子どもフリマ。
半日だけのお店。
たのしいコミュニケーション体験ができたことを
姉たちはわかってるんだろうかなぁ。





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