「あんた、ちょっときてな。」とおじいさまに言われ、(いつものとおり)断れず
市長による「住民協議会の説明」を聞きに行ってきました。

ええと、市から説明のなかったことも含めて、
大まかに俺流にまとめてみますと



少子高齢化→納税者が減る→税収減→無駄遣いやめたい。
           ↓
行政の各部門から地域の各事業への補助金助成をやめたい。
           ↓
行政から一括して「地域活動交付金」を地域に降ろしたい。(市からの説明はここの部分)
           ↓
地域への補助金制約を解除して自由に使える「交付金」を降ろして
住民協議会に「地域マネジメント」の名のもとに金の振り分けを任せる。
コミュニティバスの運営だの地域全体の要望も協議会が取りまとめる。



って、話でした。

単位自治会+学校+団体+NPO、で組織して「自治」をはじめてください。
自分で自分の住みやすいまちづくりをしてください。ということらしいです。(市役所側の言い方)
住民協議会にしかお金は下りない仕組みを整えていく方針だそうです。
住民主導のまちづくりをまちづくり課がサポートするんだそうです。

先発の協議会の中には過疎地が多く、
地場野菜のブランド化など、村おこしのような事業を展開していたり、
毎日あいさつ運動で孤独死を防いでたりするそうです。

税収先細りに地方は敏感なんだなあ、ってことかな。
このままただじっとしてたら、
どうやったって、収入が支出を超えてく仕組みになってるんだものね。

今なにか始めなきゃ。
ということなのだと受け取りたい。
今のうちに丸投げしとけ、あとわしゃ知らん。
ではないことを信じたい。

うまく回れば素晴らしいプランになるんだろうなぁ。
(うまく回るんだろうか。と思っているわけです。)

校区出身の34歳の新市長が最年少の説明会だったので、
自治会長さんたちも理事さんたちも館長さんたちもナンヤラ長さんたちも
市長さんを「出来のいいうちの孫」扱いで、やさしーい対応でした。
うちの自治会の老人会長は、ふれあいもちつき大会にさそってました。
「な?市長に、くわしいこと、いうといたって。」
うう、それ、私が窓口ですか。そうですか。




子どもが減る。税収が減る。
に対して、
単価を上げる。増税する。
のほかに、
やりくりを工夫する。が、こんな形で地方でははじまるのかもねー。
都会はどうかなー。
国はどうかなー。

行政側からの話を聞く機会に、いつも感じることなんだけど、
「子ども=将来の納税者」って扱いにゲンナリ。ほかにないんかい。ないんか。そうですか。トホホ。

コメント

kaichu
2009年12月3日13:08

なんかこういう話を聞くと、景気が悪くなると自営業の人の収入はへるし、会社員は首になったり減収になったりしているし、働けば相変わらずの長時間勤務、安い賃金でもパートにでる人は増えて、それなのに無給で誰かがやらなくちゃ行けない「金がないから自分たちでやれ」自治体が増えていくっつうのはいったい何をしようとしているんでしょうか?と思うんだけど...。70歳なのに「お年寄りへの介護ヘルパー」なんつっているうちの母のような人が増えるんでしょうかね。

きゃおる
2009年12月4日6:29

無給で地域のために奉仕活動なんてできる人は限られてると、わたしも思います。
痛みのわかる政治をしたいから力を貸せと、と説明されても
か細い痛みの声が届くのかしら。そこは切り捨てられるんじゃないかしら。と
よりゆきとどかなくなってゆく方向へ転がる危険をはらんでて怖いな~って思ったので
アンケートにも素直に「マイノリティの声を吸い上げられるよう工夫が必要だと思います。」って書いときました。怒られるかもしれん。

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