ヒゲくんの父が ちょっと神さまぽくなってきた。
GODはいってきたなーおじいちゃん。と言っている。
ようは、ちょっとボケてきたのね。

「あんたは、何年生になったんじゃ。」と会えば必ず子どもたち全員に確認する。毎日でも。

「中3。」
「え??なにて?」
「ちゅうがくさんねんせえ です。」
「ああ、ほうか。ほんで、年はいくつ?」
「14歳です。」
「ほうか。おおきなったのう。」

ここまでがワン・ターン。
これが平均2回は繰り返される。
うちは4人子どもがいるので
とりあえず8回は
「ほうか、おおきなったのう。」が、聞ける段取りである。

じいちゃん、また聞いてるよ!と子どもたちが言うので
じいちゃん、そこはループだから、つきあえ、と言ってある。

わたしには
「大阪のお母さんは、お元気か。」と必ず聞く。
なので必ず、
「しんじゃったけどねぇ、元気だと思うよ~。」とニコニコ答えるのがワン・ターン。そしてループ。


じいちゃん相手に、漫才しているようである。


今までは走り幅跳びのような会話で、跳躍したとしても、だいたいの着地点に見当がついたが、
最近はちょっとバレーボールみたいになってきた。
ブラジル級の高さからズバン!ズバン!とコートに突き刺さるイナズマ・スパイクの連打に
ハイっ!ハイっ!と拾って拾って拾いまくる。
普段このリベロはおばあちゃんがやっているのだが
さすがにばててきたらしい。
いかん。お義母さんが壊れたらえらいことだ。故障する前に交代しなければ。
姑、OUT、嫁、IN!である。

マルさん、ハルさん、わたしのチームで
おばあちゃんの息抜きタイムに コート・インしてきました。

先月より手ごわかった。
神の領域にだんだん近づいてきてるなぁ。


帰り際のスパイクは
「この車は、あんたの?何人乗り?」だった。
「7人乗りのトヨタ ウィッシュ」を 
おじいちゃんは見えなくなるまで角で手を振って見送ってくれていた。

わたしのことは大好きらしい。それは、忘れないでね。

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年9月6日9:22

 GODですね。大事にしてあげてくださいね。

 (でも、がんばりすぎないようにね☆)

あろえ
2010年9月7日12:40

なんかこのやりとり すごく好きです

 
うちのひぃじいちゃんも
どんどんいろんなことが分かんなくなってきてる

うー太の名前は何度教えても次には分からない
けど遊びに行くと絶対ニコニコ優しくしてくれる

そして私の名前は呼ばなくても
なぜかあろえ旦那の名前はすいと出てくる

ちょっとジェラシーです

きゃおさんへの気持ちは絶対忘れない気がします



kaichu
2010年9月8日4:26

神様に近くなっても好きな人とその人が誰か、ということはわかるんだよね。
関係性ではなく。

私の両祖母は、最後のほうは私の母のことを「おかあさん」とよんでました。
自分のお母さん、という意味なのか、お母さんという役の人だということをわかっていたためなのか、わかんないけど。

私の死ぬ間際にもしも誰か「お母さん」みたいな人がいたら、きっと私はママって呼ぶのね。

きゃおる
2010年9月9日5:37

>桐木さん
はい。がんばらない、が、ずっとテーマです。

きゃおる
2010年9月9日5:42

>あろえさん
ね。老いても、壊れ気味になっても大事な「気持ち」だけは失くさないんだなぁと思う。
うー太くんもカントクくんも「あろえのだいじなひと」とがっちり刻まれてるんだろうねぇ。
いいおじいちゃんだねぇ。

きゃおる
2010年9月9日5:51

>かいちゅうさん
ママより先にしんじゃうのはナシですよ。
で、ママって呼びたくなるほど自分を愛してくれる人との出会いは、その人の生き方を変えるよね。

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