おひなさま

2009年2月18日 日常
うちにはおひなさまが4つあります。

長い間わたしが実家から持ってきた
古いきめこみ人形を毎年出して
機嫌良く女4人でおんなまつりをしていたのに

ハルが生まれたときに
「これは、ハルちゃんの。」と
旅行先で見つけた素敵な立ちびなを
おかあさんがわざわざ持ってきてくださって、

おお~、なんでまたハルだけ特別かなぁ~と思っていたら
実はそうではなく、
今までも女子が生まれるたびに
おかあさまからはひな人形のプレゼントがあって、
それをおかあさまから預かったヒゲくんが

・マルさんの漆塗りのひな人形を隠し持っていた。
・ミーさんのひな人形は結局見つからずじまい。(これまた旅先の逸品だったらしい)

というオソロシイ事実が発覚。

結果、発覚翌日にミーさん用に量販店のケース入りのよくあるひな人形セットがドガンと届く、
というなんだか誰もが涙目になってしまう決着を見たのでした。


そんなわけで
あんなに楽しかったおひなまつりが
ミーさんの恨み節の響くお祭りになってしまったここ2年です。


今日はハルさんと
「おひなさまを作りましょう」という親子工作に参加してきます。

ハルさんに甘いミーさんが
「ハーちゃん、いいおひなさま作ったねぇ~
おまつりしようねぇ~」
と、ご機嫌が治ってくれたらいいなぁ。



親からしたら
子どもなんて
みんなそれぞれにいいとこがあって
それぞれにかわいくて大好きで大事なのに
子どもにはそこんとこわかってもらえないらしい。

きょうだいと自分を比べて
引き算したり足し算したり。

年の離れた妹は
素直に足し算のできる貴重な存在。

そういうことも
ハルさんのプラスの効用。

NPOさんとこで毎月
「よみきかせとランチ」の会がある。

絵本を読んでもらって、
スタッフの手作りランチをいただいて
のーんびり遊んで帰ってくる。

ロールキャベツと
春野菜の千切りサラダと
フランスパン
デザートは手作りういろう

気の知れた同世代のおともだちと
のーんびりもまれて遊ばせて
およばれまでして
後片付けもせずに自分の都合のいい時に帰ってくる。

お友だちのうちに上がりこんで遊ぶよりお気軽です。
トシカサの4児の母は、ゲストを招くのもゲストになるのもめんどくさいのです。ふふふ。


おしゃべり

2009年2月5日 日常
市民センターの乳幼児健診にいった。

体重12.4kg
身長89.2㎝

身長ちょい高めだ。
11月からなんと3㎝も伸びている。
なるほどなぁ。パジャマが7分丈になってると思った。

「意味のある言葉をおしゃべりしますか?」と保健師さんに尋ねられて
「はい。よくしゃべってます。」
「どんなふうなことを?」

え、えーと。

フランス語しゃべれるのよ。じゃあちょっとしゃべってみてよ。
と言われた人が「ぼ、ぼんじゅーる」なんていって
「ヒゲ男爵でもいえるわい。」と言われちゃう時のように
とっさに文章になって出てこない。

保健師さんに「バイバイ、ハルちゃん」と声をかけられて
1度目は知らんふり。
2度目に振り返って「バイバイ。」と手を振って
部屋から出るときに
「しつれーましたー」(失礼しました)
靴を履くときに
「はーちゃんの、ちょこれーとぶーつ、どこ?」(チョコレート色のブーツがお気に入り)
車に乗るときに
「やっ、まだかえんないもーん もうっおかあちゃんのばかっ!」(バカをついに先々週覚えました。)
これからランチに行くんですよ、と言ったら
「おうおう、ほうか、ほうだったかぁ!いしょげいしょげ!」(そ が ほ になったり しょ になったりします)
車が走り出したら
「あいやくーて、あいやくーて、んふふふんーふふふふふふふ~」(きのうメイちゃんの執事を姉と見たのでロッカトレンチ)


しゃべってます。保健師さん。
十分じゃないでしょうか。2歳4カ月的に。

打ち合わせのときに、落書きしていたら
イラストを頼まれました。

「イラスト、てか、小さい挿し絵でいいんですか?」
「そうそう」
「何を描くんですか」
「市内の観光マップを作ろうと思っててね。ちょこっと。」
「こういう、落書きみたいのしか描けないけどいいんですか?」
「うんうんこういうの。」
「ほんとに?」
「ほんとにー」

ということで
パン屋のおじさんとか、ケーキとか、ウシ(土地柄)とか描いたらいいのかな~
と、お手伝いしますよ~と言いました。


そしたらね。しばらくしてからね。

プリントアウトしたグーグルマップをセロテープで貼り合わせたA2程度の大きさの地図を渡されました。
ボールペンでお店の名前が走り書きしてあって
「このへん余白」とかって右下がぐるんと丸で囲んであって

「ん、えーと、このどこに絵を描くのっかな~?」と明るく歌いながら尋ねてみました。

「これをイラストマップにしてほしいの~。」と真顔で言われました。



なに言い出すんだ。


「会議でね、こういうイラストマップがあったら素敵よねぇ~ってなってね
ああ、それはいいねぇ~ってなってね、
でもできる?ってなって、
”はい、うちのイラストレーターがんばりますから!”って言ってきちゃった~」

ダレか?
ダレのことウソついてきたか。この人は。

あわあわあわ、と、なったのですが
「それが、締め切りが今月末なの!」と聞いてさらに
あわあわあわあわあわあわ!!となって、
な、なななななんとかしなきゃねそれは!と、
結局イラストマップを描くことになりました。

話がとっても断片的なので、よくわからなかったけれども
・県の子育て支援関係の事業らしい
・イベント会場で配るらしい
・落語らしい
・会場周辺マップ+市内観光食べ歩きマップみたいのにしたいらしい
・お客は金払って入場するっぽい
・押さえてる会館が1000人規模だ

それって、ちょっとちゃんとやらなきゃあかん感じがする。
いい加減の殴り書きでやっつけ仕事でOKな感じでないのが
今やっとここでわかるなんて。ああ、もう戻れない。

切り貼りマップをもらって帰りました。
本屋に行きました。
図書館に行きました。
画材屋に行きました。

・・・うう。
この地図細かいー。見づらいー。

積んだ本の上アクリル板置いて、蛍光灯で下から照らしてライトボックス作りました。

ヒゲ「・・・・・なにコレ。」
ヨメ「この地図うつすの。」
ヒゲ「会社から、投影板持ってきたろか。」

ヒゲくんの言う投影板というのは
「ライトボックス型スライドビューア」でしたのでそれも借りました。

むん。
写すと細かすぎてアカン。と判明したので結局フリーハンドで手描きになりました。
むーん。
これって、手描きでなくてもパソコンでががーっと描いてもいいのではないかなぁ。
それだとまた違うのかなぁ~。
手描きの「手作り感」てのがウケるのかなぁ~。
手描きって、ご指定だったもんなぁ。
手描きでこういう仕事する人って高いのかなぁ。
タダで、すぐに頼めて、2,3日中に仕上げて、ってのはさぞかし便利だろうなぁ。
なあんて、いろいろ考えつつ、コタツを作業場にして
描いて、置いて、描いて、寝かせて、描いて、(自分が)寝て、描きました。

4枚ほど試してみて
手描きマップに切り貼り文字で、手描きイラスト、というのをこしらえました。
こしらえすぎないできあがりにして持っていったイラストマップ。
あっさりOK出ました。
意に沿う仕上がりだったようでよかったよかった。

「・・・コピー、ほしーなー。
こどもたちに、おかあちゃん上手!ってほめられたから、ちょっととっときたいー。」と言ったら、
「いいけど。これ使って、パンフできたら、県内の小中学校にもまくんだけど。完成品でいいんじゃない?」

・・・ほんとに後から聞かされることばっかりです。
いったいなんのイベントなんだろう。

最近、ナリユキで「ちょっとお手伝い」が
全然ちょっとじゃないじゃん! てことが増えてきました。
そういう時期なのかもなぁ。

ナリユキの流れにはのってくとして、
よおく、考えて動くようにしようっと。

テレビの感想

2009年1月19日 日常
きのうのNHKスペシャル、
前半ちょこちょこ、後半座って見ました。

「オスがチビレてゆく」て話かぁ~。

進化のスイッチが入ったにしては早すぎるチビレ方じゃないのか、と、
最近のオスの弱り方が気になっていたのですが
この5年間でオスが急激にヘタっているという、デンマークやフィンランドのデータが怖かった。

デンマーク。
フィンランド。
「人が幸せだと暮らせる国ランキング」上位の国なんじゃなかったの?








ヒトのメスが子を産むのは
オスをいとおしいと思うからだよ。
(そんな経験ができるのは本当に幸せだ。)


頭でっかちになりすぎて
愛することから
逃げてんじゃねえのか。と、思った。

続きが

2009年1月17日 日常
トトロの歌、つづきがありました。


「だ~れかぁが~

 とぉ~も~だちぃ~

 こんにちは

 こんにちは

 しーたら~ 」



そうですか。
小径に木の実はうずめないんですね。



しかし
意味が通じる歌になっている。

これはもはや、わざとなのでは。
自作の替え歌なのでは。

そんな知恵の働く月齢ではないはずだが。
我が家には替え歌でやりあう先人たちが3人(兄姉)もいるからなぁ。

ううむ。
まずはかわいくお歌を歌えるように
正しいお歌を歌うように頼もうか。

と、おもいつつ

朝、おめざにぜんざいを作ったら好評で
一気に餅が足りなくなり、
「おかあちゃん、もうもちないの~!」
「このへんで、見た気がするぅ~うぅう~~~~・・・あると思います!」と吟じている自分に気がついた。


こういう環境が
ああいうハルを育てています。

誰かが友だち

2009年1月16日 日常
ハルが歌っている。

「だーれかがぁ~」

トトロ。最近お気に入り。

「とーぉもぉだちぃ~」



こっそり 〇
ともだち X



誰かが 友だち。


「だぁれ~かがぁ~ とぉも~だちぃ~」
と機嫌良く歌いあげると

母「そんな他力な。」
ミ「誰やねん!」
マ「誰~」
モ「完結した。」

と、いっせいにツッコミが入る。

誰が友だちやねん。
誰かが友だち、て、
なんか、薄っぺらいコミュニケーションが問題視されてる
いまどきの子どもの世相を反映してるぽくてなんかどうなの~



ハルさんに
なにか子どもらしいもっとかわいらしい歌を、と
童謡のCDを引っ張り出してきました。ヘビィローテーションだ。

なのに肝心のトトロのサウンドトラックCDがみつからない~。
どこいったの~。貸したっきりかも~・・・・・
トホホです。
ハルちゃん「誰かが友だち」固定する前に正しい歌を聴かせねば!(もうおそいかも)


年金の記載漏れがあったのよーという話を
新年会で、大阪市の年金課に長く在籍していた先輩にして、
「なんにもそのあと訂正できましたよーてなんて通知けえへんけど。」とのんきに言ったら怒られました。
「ただ今は混み合っておりますので1年くらいたったら自分で事務所へ行ってご確認お願いします。
ただなぁ。誰も言わへんからオレが言うたるけどなぁ、自分の年金は自分で管理せいっ!ちゅうねん!」



ワイドショーなんかでやいやい役所が悪いみたいに言うてるけどなぁ、
商店街の八百屋のお母ちゃん経理が、よう知らんと年金の保険料の未払いしてた例なんてどんだけあるとおもてんねん。
明らかに違うかも~てのが受付でゴリ押しして「似たようなの」にパッチ当てていきよるのはどやねん。
昔は、慣例で女の子が寿退職したら年金脱退一時金をもらって退職金に上乗せして渡してたのはどやねん!

お前ら自分で管理せえっちゅうねん!


うほほほほほ。いいぞー。
こういう話ができるのって
N高メンバーとだけです。
ご近所マダームとなんかうかつにできません。
ハルちゃんのママ友ともできないです。


ああ。
思春期を共に過ごしてきた仲間内のなんと大切なことか。


先輩の怒りはそのあと
小泉と竹中がアメリカにすり寄ったから今日本の地方は不幸なんじゃボケェと炸裂していました。


怒りも冗談もみんなまとめて受けて返せるつながりの安心感て
あの10代の一時期にみんな育つものなのね。
と、またあらためて12月に読んだ内田樹の「14歳の子供を持つ親たちへ」にも書いてあったなぁと思い出してみたり。

正月終了

2009年1月6日 日常
1月スタートです。

午後は図書館です。
また内田樹を借りてこようかなぁ。

年末年始に読んだ「下流志向~学ばない子ども働かない若者」はとてもおもしろかった。
腑に落ちる。ああ、と、思い当たる。
2歳を育てていても。
14歳を育てていても。

中でも響いたなぁと思うのは、
無時間モデルにあてはめてできる子育てなんてない。
教育も子育てもそして自己実現も「等価交換」でまかないきれるもんではない。
ということ。
あたりまえなんだけど。

内田先生のちょっと乱暴な物言いに引きずられながら
母親としてのわたしを振り返り見つめる一冊になりました。
ていねいに子どもとわたしを育てよう。


ただちょっと、ホント、先生、乱暴なんでね。
用心して読まなきゃ~と思うんだけどww

31日が終わって1日になっただけなんですけど
今朝パソコンを見たら
パソコンの日付が2004年の1月16日になっていました。
タイムスリップ!
昨日一日がかりで年賀状印刷に取り組んだヒゲくんの若返り願望でしょうか。

時計を戻したら
ウイルスバスターが走り始めました。
最新の更新になってないですよと叱られました。
「PNG 処理の脆弱性により、バッファオーバーランが起こる」
とかよくわからないことまで言われる始末。

よくわからないままあれよこれよと指示されるままクリックしたら
なんとか許してもらえたかもしれません。よくはわかりません。

といった、
よくわからないまま新年がはじまりました。


さーことしもダラダラいくぞー
おー


あけましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいします
ハルがアンパンマンのソフビ指人形で遊びながら歌っている。

「♪アンパンマン、そこ、どいてよぉ~」

何度聞いても「そこどいてよぉ~」だ。
何の歌だ。

ま、アンパンマンはとりあえずその回だけの歌、なんてのが満載なので
何で覚えたのかそういう歌があったのかなぁ
なにかのはずみに覚えたのかなぁ
でも、うちでは見たことないはずのアンパンマンのアニメをいったいどこで見たんだろうなぁ?
と、不思議に思っていました。


兄も姉も
「何の歌やろなぁ?」と首をかしげて聞いていましたが
「ああっ!」と、マルが突然気がつきました。

「サーちゃん!」(←しょっちゅううちに遊びに来てるご近所ともだち)
は?
「サーちゃんがお気に入りの替え歌!」
は?

「アンパンマン  そこはだめーよ  だーいじなト・コ・ロ♪」
(  ああ     アンパンマーン  やーさしいき・み・は)





サーちゃん、遊びに来てもうちの玄関はロックされることが決定されました。





 

めばなし

2008年12月23日 日常
先月買ったハルのハイネックTシャツが
今どき珍しい縫いはずれの不良品でした。
ぱっくり肩口に穴があいてんの。

交換に入ったお店は先月とは大違いでとても混んでいました。
クリスマスだからかな。人が多いな。
店員さんの数も3倍くらいいるようす。
先月相手をしてくれた感じのいいおねえさんは探せません。
手のあいた店員さんを探して立ちどまっていたら
甲高い声のキリキリしたおねえさんが吹っ飛んできました。
説明して同じものを交換してもらったとこまではよかったのですが。

レジのすぐそばが幼児の服。
つい、目がゆきます。

と、さっき交換してもらうときにレジで抱っこを降ろしたハルさんが
ピンクと黄色の段だら縞のニット帽をかぶって私の前を横切りました。
「はぁるぅ~ちゃん」と、後ろからマルが追いかけています。

あぁぁあぁ。
ハル、また帽子。手が早いなぁ~。
母と姉、二人で
「似合うねえ。どうする?買うの?また??何個目だ帽子っ」
御試着なさる幼児に尋ねますが
「んふん~。」と帽子を脱ぐ気配なく鏡の前でポージング。

先月もこのお店で耳当てから三つあみのたれてるニット帽を買いましたよ~
もう冬の帽子はいいんじゃないでしょうか~。

帽子好きのハル。
うちのなかでも帽子をかぶって鏡に見とれてること多いので
彼女のアタマの中では
「ステキな帽子がある!」「かぶる!」「似合う!」「うふん」「かぶって帰る!」
というストレートなフローチャートが出来上がってるんだろうなぁ。

とはいえ、もう帽子はいらないと思うし
しかもピンクと黄色の段だら縞だし
買わない帽子を試着ってのも困る。
「試着」と「お店のもので遊んでる」ということの違いをわかる年ではないのだから
ここは、やめなさい、って子供をしかるんじゃなくて、
そういうことをさせないように「目放ししない」のが親の責任だよなぁ。

言っても聞かない自我の芽吹きまくってる2歳児。
言うひまも与えてくれない実に行動的な2歳児。
つまり、
「ヤーダ!」でダッシュの2歳児に、
めばなし・てばなししないで、お行儀を仕込むってのはほんとにグッタリ。


「ハルちゃん、似合うけど、こないだも帽子買ったでしょ。」
「ヤーダ!」
「でもなぁ。その帽子はお気に入りのコートに似合わないよ。やめとこうよ。」
「ヤーダ!」
ダッシュ。
ゆっくり歩いて追いかけて、
ほかの(もっと落ち着いた色の)帽子なら買ってもいいかな、と
帽子の置いてある棚に目が行ったとき、
キリキリお姉さんの甲高い声が響きました。

「ダメーッ!」

吹っ飛んできたおねえさんは
帽子の棚の横の試着室に入ってドアを閉めようとしていたハルさんに一喝。
2歳児のつかんでいたドアを外側から子どもごと引きずり開けて
「あぶないからはいらないでねーおねーちゃんとこおいでー」と
顔も目も笑ってないのに声だけが明るく楽しげなちぐはぐした態度で
ハルを試着室の隅に追い詰めます。

ああああ。
慣れてないんだなぁ。コドモに。
あなた、知らない人に小部屋の隅にいきなり追い詰められたら大人だってチビリませんか。
ハルはチビらずに固まったままふっとい眉を吊り上げて失敬な!て顔にらんでたけども。

ま。めばなししたわたしが悪い。
あいてる試着室に入って何が悪いのよ、なんて言えるはずもない。

すみません。帽子、気に入ったみたいで、鏡が見たかったらしいの。
ごめんなさいね。
でも、この帽子はどうかと思うから、他のにしようね、って言ってたとこだったの。
とおねえさんにはなしかけて、ハルを抱っこ。
ハル、ごめんね、っておねえさんに言えるかな?

ハルはおねえさんを見下ろすと謝る代わりに
「もう、ボーシいらん!」とだんだら帽を片手で脱ぎました。

う。なんて大名様なの。2歳児って。


子どもの服を売ってる店で
子どもはお客様。
子どもの扱いに慣れてない店員さんはNGかもしれない。

でも、目放しした私のほうが、もっと悪い。

そう思ったので、うちに帰ってから
「ハーちゃん、今日はお母ちゃんがちゃんと見てなかったから
ハーちゃんにいやな思いさせちゃったね。ごめんね。」と謝っておきました。

あーつかれたーー。買い物してないのにも気がついたー。

2歳児、図書館から連続延長貸出4週目に突入。
超お気に入りです。

トリクシーは、ちょうど今のハルさんくらいの男の子。
お手伝いが大好きで、お散歩も大好きで、
でもまだおしゃべりはあんまり上手じゃなくて。

ハルにはお気に入りのクマタンがいるけれど
トリクシーにはお気に入りのくたくたうさぎがいます。

いろんなことが自分と重なるんだろうねぇ。
こんな小さな子なのに、もう、絵本の中に自分を重ねてみてるなんて
なんて豊かな子なんだろう、と思う。
絵本の中のトリクシーの気持ちがものすごくよくわかる読者なんだろうなぁ。

毎日毎晩4週読むうちに
トリクシーのセリフを「う~ぎ~」とせつなく
「う~た~」と多少いらだちながら
そして「わぁあああん!」と不満をこめて
ページごとにご自身でおっしゃるようになりました。
ぱたん、と本を閉じると、裏表紙にくたくたうさぎを抱きしめたトリクシー。
「ああ、よかったぁ。」と台本にないセリフも実感こもってます。

名優かもよ。



わたしのことだなぁ~
14歳をどう育てるかって、育児のヒントかなぁ~
と思って読みはじめましたが

14歳から「若者」が始まるわけだが、
それ以前のとこでもうひっかかってんだよみんな っていう話でして

手 遅 れ じ ゃ ん !

という読後感です。うひゃひゃひゃひゃ。

14歳をどう育てるか、じゃなくって
「おまえは14歳を育てられるだけの親か?」と問いかけられてる対談にも読めました。


わがまま勝手で、我を通して譲らない、周りを見ないオコチャマなままな人の多さについて
前思春期を豊かに過ごさずに14歳になったって
思春期をよぉく味わいながら乗り越えられるはずもなく
年だけ食って大人の歳になってるのに
情緒や、感情の伝え方は前思春期で溜まってるままなんだよねー、という
おっさん二人の言い分はとっても納得。

コワイ話だなー。
見た目の歳によらないウソのオトナもどきばっかりが
子育てをする、なんての。


でももうエエ年の私たち世代で
「え?なんだこのひと。」と戸惑う人に出会うとき
(あ、そうか、前思春期溜まりのひとなんだ。)と解釈すれば
ムダに腹が立ったり、振り回されたりしないですむんだね。なるほど。


他人をバカにすることで己のアイデンティティを成り立たせようとしがちな底の浅いひとなんてのは
ほんとうにまだココロが11歳なんだろうなぁ。
11歳を二人通過したことのある親だから、
11歳とつきあうことってすんごく面倒ってことをよぉく知っていますが、
それがオトナヅラだなんて。

トホホだなぁ・・・・。
太鼓をたたいて面白がってる子どもを見るのがとっても楽しいゲームでした。

太鼓キャラが出てきてレベルが上がると成長するんだけれど
ランドセルしょってた「ドンた」がある日突然ピカーと光って
リーゼントで目つきの悪いヤンキーくんになってしまいました。

「ええっっ!」
「うわ~。イヤヤこんな態度悪いやつ。」
「クチ悪ぅ~。コンビニの前で夢を語ってるようなやつになったやん。」
「絶対キティサン履いてるわぁ。」
と、騒ぐので
「あのね、どんなになっても信じて愛して育ててやんなさいね。」
と、さとしておきました。

中学生男子が遊びにやってきて
力いっぱい叩いてみたら
太鼓を接続すると「右カッ」(←選択ボタンになってる)が入り続けて
メニュー画面が選択を求めて激しく反転しつづけくるくる回り続けるという困ったことになりました。

おお。なるほどー。
ヤワい太鼓だなぁ、とは思ったけど、中学生男子がムキになると壊れるつくりだよねぇ。

ひっくり返してねじをはずして中をのぞいてみたら
ペラペラのセンサーのリボンがこころもち内側にヨレれてる部分を発見。
どう直しましょう。
とりあえず、人さし指の腹でそぉーっとそぉーっとなんどもなでて反りを戻してみました。
どうだこれで。

「うぉ!直った!おかーちゃんすげえ!」

すげえでしょう。
「そんなもん」だと思ってかかればたいていダイジョーブなのよこんなもんは。ね?


2歳児は、昼間に「どぉーんどんどぉ~ん」とクチ太鼓で遊んでおります。
すごく2歳児にちょうどいいサイズの太鼓だった~。
きょうは、ランチでした。

マダームのみなさんたちと
玄米ごはんとトリの香草焼き弁当をいただきました。

「ちかごろのいい加減さバナシ」で、
掃除がいい加減、お肌のお手入れがいい加減と続きまして、
「あ、勝てる。」と思い、
わたし「うふふふ。わたし、すっごいいい加減なことをおとといやったんですよ。」と、告白。
マダーム「えーなになになにー。」

わ「えへ。自分で髪切ったんです。」
マ「前髪?」
わ「ぜーんぶ。後ろもこーやってつかんで、ザクザクザクって。」
マ「えええええええ~~~~~っっ」

もう、ええかげんうっとうしいわい!ってぼさぼさ頭を鏡で見ていたら
突然、自分で切ったらええやん的なカミサマが降りてきてねー
引出しから幼児用の髪すきばさみを取り出して
ひとかたまり髪を手で梳いてわしづかみにして
いきなり耳の下、毛先から5センチほどのところにザクってやったのー。

一度ハサミを入れてしまうと
あとはオートではさみが動く感じで
左を切って
右を切って
振り返りながら後ろの毛もつかんでザクザクとハサミを入れて
前髪も少し切って
ちょっとびっくりするぐらいの量、自分で髪を切っちゃった。

わ「ちょっと、いっちゃってるかなわたし」
マ「ぜんぜん、わからんかった。似合ってるし。」
と、毎月、神戸までカットに行くマダーム。

あら。よかったぁ。
いやー、ど、どうしちゃったの、その頭、とか言われたり、
気の毒な瞳で見つめられたりしたらどうしようかなー、と思ってましたよ。

言わなきゃ人にはわからん。
言っても相手が気にならないで話ができるようなら
そうそうイカレポンチな頭ではない、と思っておこう。




・・それにしても。
自分の髪を自分で切るなんて。
ありえないよなあ。

なんでそんなことをやったのか、自分でもよくわからない。
ザクザクとハサミの音を聞きながら
あー、こりゃちょっと、疲れすぎたかなんかで
アタマがいかれたかもしんないなあ~~~と冷静に考えてた。


絵を描くのと一緒でやめどきが難しかった。
もうちょっと、ってところでやめといた。
てとこが、ほんのすこし、理性が勝ったのかもしんないなぁ。

ただ、ちょっと、紙一重な気もしないではない。

なにかの狂気がわたしの中にくぐもっているのかもしれないと思うと
なんとかしてやらなければかわいそうだなぁ、と、思った。


結果オーライでさっぱりしたうえにかわいくなったんでそこはそれでいいんですが。(豪)



サンタさんは卒業したので
エイデンに太鼓の達人Wiiを買いにゆきました。

子どもたちにはそれぞれほしいものを、リクエストどおりに、
ヒゲくんにはヒゲソリの新しいのを、
きれいにラッピングしてもらって、ツリーの根元においておこうと思ったのに、

ツリーの飾ってある二階に持って行く間もなく
みんなあっという間に開けられてしまいました。


とほほー。


ハルと、わたしのぶんだけ、まだなんにもない。
なんにもほしいもん、ないひとふたり。
それはそれでしあわせだっちゅうことだよねー
ハルさんは2歳2か月です。

中2の兄、中1の姉、4年生の姉に日々もまれて成長しております。
スプー(おかあさんといっしょのきぐるみくん)も好きですが
羞恥心も大好きです。バラバラにでている3人を見て、
「お。ちゅーちちんねぇ。」と間違いなく見分けています。踊りも達者です。

そんな彼女の昨日のヘビィローテーションが矢島美容室。

ハーちゃん用のお気に入りCD-Rにはげんこつ山のたぬきさんもはいっていますが、ニホンノミカタも入っています。
そのミカタのほうを「もっかい!」と自分でPLAYボタンを押して何度も何度もリピート。

ゆっくりとポジショニングして、肩幅に両足を開き
「ぅおっおー、お~お~」と歌いながらおしりを左右に振ってノリノリ。
イントロのとことろは後ろ向きです。歌が始まると正面を向きます。
「・・・・・・って、まっすぅ~(ネバダから来ています)」と歌えるところだけ歌いながらクネクネおどって、
また途中でがんがんお尻振って
最後は「ぱお!ぱお!ぱお!」


2歳児の母は、ちゃんと「最後だけ、ぱお、ぽにょ、ぱお、なのよ。」ときちんと振り付けを教えるべきか、
人前でダイナマイツ・ダンシンをさせないようにするべきか、が悩みです。

Playing

2008年12月9日 日常
を、plaiingと間違えてマイナス1点。
で、兄がとうとう英語で99点とってきました。

見事5教科総合450点も突破。最低点が85点。やるねぇ。

やれば上がる進研ゼミ、でした。

一方、
ミーのほうも実にわかりやすい結果に。
理科と社会と英語は、アップ。
理科は90と高得点。やったもんなぁ予想問題集。

さて、集中力の切れた数学と、国語。
予想問題集の答え合わせをした時に、式がないのに正解が出てるのはなぜだい?
と尋ねたら、うふふふ天才だから。と答えたミー。
・・・なわけねーだろ。
ちゃんとやらずに答えをまる写ししただけでは、本番でなんにも出来ないよ。やり直し。
とまでは言ったものの、この後のダメ出し、つきそい、てのをわたしがやりきれませんでした。
いい加減にしたところはいい加減な点数しかとれませんでした。

やらないとあがらない進研ゼミ、です。


ミーと二人反省して、よおくわかったのは、
ミーはいったん集中力が切れると、立ち直りがむつかしい。
急いで上げようとすると逆ギレしてくるよね。(自覚あり)
落ちた集中力を戻すことより、下げない工夫が大事。(←母の仕事らしい)
そして、この人の伸びしろはまだまだあるんだなぁ、でした。


中学生の家庭学習(校外学習)をどうするか。
塾、という(親にとって)手軽な方法もあるけれど
クラブもやりたい、遊びたい、ごろんごろんしたい、一人の時間もほしい、眠い、中学生。
24時間しかないもんねぇ。


塾で2教科見てもらうよりも
おかあちゃんに9教科ダメ出ししてもらう方法でいけるとこまで、いってみるかね。

学校の成績と、
受験のテクニックと、
その人の生き方の美しさは、
まったく違うものだから
美しさの点では心配のない子どもさんがただけども、
テクニックを覚えに、冬期講習いってみたらどうかね。

などと、相談しております。
このへんの
「どう受験勉強をすすめていくのがこの子には合ってるのか。」
「だけど受験勉強より大事なこともたくさん吸収して学んでほしいなぁ。」
ってのが中学生のおかあちゃんの大きな悩みですわ。
30分あったら読めちゃうおはなしです。

でもねぇ。
もう泣いた泣いた。
30分のうち20分ぐらい泣いたよ~。

短いおはなしだから、
言葉足らずのとこや、ご都合だ、と思えるとこもいくつかあって
ええい、こんなもので泣くまい、と、こらえながら読んでいくんだけども
どうにもこうにも大貫とパコ(と、1文しか出てこないパコのおかあさん)に
ずうっと寄り添ってしまってぼとぼと泣きました。

読み終わったらまぶたがぱんぱん。

なかなかたいへんな本でした。
映画(DVD)みたいんだけどねぇ。だめだと思うんだよねぇ。
2時間泣き通しになると思うんだよねぇ。


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